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2012年9月

2012年9月24日 (月)

メーカー戦略の変更

テレビの売り上げ不振は家電メーカーに大きな戦略変更を迫っています。その戦略変更とは「シェアから収益へ」という戦略変更です。メーカーは工場を持っていますと、その工場の稼働率で収益が決まってきますので、稼働率を上げていくためにどうしても販売台数、シェアを追います。このことが、過剰の生産設備を生む原因ともなります。販売台数が伸びても利益は出ないという構造です。このような現状から脱却するためには、収益を重視した経営をすることです。決して、販売台数やシェアを追うのではなく、販売台数が少なくても確実に収益が出せる方法をとります。ヨーロッパの企業にこのような企業が多く、ルイビトンは高級バックで有名ですが、あまり数を負いません。常に貴重品としての価値を生み出します。家電で似たような行動をとっているのは、ダイソンやルンバといった商品です。日本のメーカーもこのような企業を参考にしています。店長も売上だけでなく、しっかりと収益が確保できる商品を売る努力が必要です。売上の少ない時期には、確実に収益を上げるようにします。メーカーの戦略変更は、流通企業にもある程度の販売戦略の変更をもたらしています。つまり、確実に収益の上がるメーカーを販売していこうという戦略です。日本の家電メーカーは売上だけでなく、収益重視に動いています。メーカーの戦略を読み、うまくメーカーと協力して売り上げ拡大していく部分は、店長の腕の見せ所です。

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2012年9月19日 (水)

流通業の使命

先日、中国に行ってきました。中国でデモが起きる前です。中国の流通企業の関係者の人々に流通業の使命を紹介しました。私は流通業の使命とは

  1. 商品の継続的販売(日本では震災があった時に、流通企業は素早く商品を集め素早く地域のお客様に届けました)
  2. 商品の価格の安定(日本では震災があった時に、便乗値上げをする店はほとんどありませんでした。)常にお客様の買いやすい価格で提供することが流通企業の使命です。
  3. 距離的便利性の提供、近くて便利が流通業の一番の使命とも言えます。コンビニエンスストアはうまくこれを満たしています
  4. 商品の販売保証、購入した後も商品に不備があった時にはいつでも無料で交換します
  5. 顧客に代わり商品の収集、お客様の代わりに全世界から商品を探してきて、良い商品をお客様に提案します
  6. 商品の安全、安心の提供。常にお客様の安心や安全を保障する商品の販売を行います
  7. お客様に必要な情報の提供、販売員やPOPを通してお客様に対して正直な情報を伝えます。時には、店にとって不利となる情報でも、お客様にとって必要な商品であれば、その情報を伝えます
  8. 品揃えと価格の安定、お客様の生活を維持するために常に必要な品揃えと価格を安定させます

というものです。このような研修を行ったのは、中国ではまだ価格はメーカーがコントロールしています。また、在庫もメーカーがコントロールしています。そのために、便乗値上げや逆に過剰在庫による大幅な値下げによる顧客が不利益を被ることが多くあります。このようなことを少なくしていくのは、流通企業の務めと言えます。流通業として高い使命を持ち日々の業務を実践していくことが流通企業では一番大切です。

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2012年9月 4日 (火)

ありがとうございます

8月30日開催の「家電量販業界徹底探究セミナー」はおかげさまで、約60名の参加をいただきました。今回は、下期の経営政策の基礎となる数値分析と現状の家電量販企業の動向を紹介しました。

参加者のアンケートでは、

  • ネットの売り上げ拡大に対しての各家電量販企業の対策
  • 売上低迷期の新市場の動向
  • 再編に対しての各家電量販企業のスタンス
  • 店頭の売り上げ拡大策
  • 家電メーカーとしての生きるための政策

を今後とも勉強したいという要望がありました。下期は売上の厳しい状況が少しは和らぐものと考えられます。しかし、昨年対比は回復するものの低空飛行の売上は変わりません。今後ともメーカー様および家電量販企業の売り上げ拡大のための研修を開催いたしますので、よろしくお願いいたします。

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