2012年5月14日 (月)

ビックさんのコジマさん買収

BICさんがコジマさんを買収することを発表しました。ゴールデンウィーク前から、ゴールデンウィーク後に重大発表があるといわれていましたので、別段に驚きもせず、2~3年提携が遅れたかなという感じでした。提携は良く、市場が縮小したり業績が悪い時におきます。しかし、本当は、積極的に拡大する時に提携した方が成果が出やすいのです。業績の悪い時の提携はどうしても改革のための提携となり、拡大のための提携になかなかならないのです。実際にコジマさんは50店舗程度のスクラップを発表しました。私もテレビ取材を電話で受けました。電話ではあまり詳しく説明は実際できません。今回の買収がうまくいくかいかないかは次の3点に絞られると思います。

  1. コジマさんの財務内容が良くなり、スクラップとともにスクラップする店舗以上に出店ができるか
  2. 経営責任を明確にして、業績がうまくいかない場合すぐに対応できるか、人事を含めて責任をだれがとるのか明確になっているか
  3. ITや物流の統一化をいつまでのスピードで展開するか、場合によっては名前の統合まで考えるのか

という部分です。今回の提携では、コジマさんの名前は残すようですが、エディオンさんのように全国統一の名前にすることも考えなければなりません。買収は企業の改革のほんのスタートにしかすぎません。改革のスピードを見守る必要があります。

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2012年5月 7日 (月)

創造の戦略

5月の連休中もいろいろな店舗を見学していました。家電関係では経営戦略として変えていかなければならないことは、「創造の戦略」をしなければならないということです。創造とは「新しい市場の創造」「新しい顧客の創造」「新しい機会の創造」ということがあります。新しい市場とは家電製品の新しい需要を作っていくことです。とくに環境関係、健康関係、省エネ関係の需要創造との取り組みを強化します。新しい顧客とは、高齢者、外人観光客、女性、高所得者層といった顧客の開拓です。新しい機会の創造とは、顧客が来店する機会を多く作ることです。とくに家電購入だけでなく、実演やイベントといった機会で来店したもらわらなければなりません。今までは、現在ある需要をいかに獲得するかの戦略ですが、これからは新しい需要をいかに素早く作るかという競争になります。

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出版記念パーティ

あっという間に3週間過ぎてしまいました。その間(4月19日)に拙著の出版記念パーティがあり、約80名の出席をいただきました。多くの皆様から暖かい言葉を頂戴しました。会場は帝国ホテルさんです。帝国ホテルさんは以前、100周年に当たり業務改革を実行した時以来のお付き合いです。私の友人が勤務しており、開催にあたりとてもよくご配慮いただきました。出版記念パーティのコンセプトは「絆」としまして、多くの人々から支えられて出版できたことに感謝いたします。出席者は個人情報ですので、ご紹介できませんが、お忙しい方々に多数来場いただきましたことに感謝いたします。参加者の多くからは、「和気藹々としたパーティでした」とのお言葉を頂戴しました。今後とも精進に努めます。

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2012年4月13日 (金)

人材半分、売り上げ維持

ある家電メーカーの販売会社では10年前と比べて人員は半分になっています。しかし、売上は10年前とあまり変わりません。10年前と比べて売上構造が大きく変わっています。とくに人材が必要な地域家電店は減少し、大手家電量販店の売上が拡大しています。人材が減少しても売上が変わらないということは、余剰人員を企業が抱えていたということにもなります。そのために企業はリストラを行います。

しかし、逆の意見があります。余剰人員がいて売上が伸びないのは、マネジメントが下手なのではないのであろうかということです。10%人員が多ければ、90%の人員で現状の仕事を行い、10%の人員で新規開拓や新規事業を行います。このようにすれば、企業は成長できます。しかし、多くの企業は110%の人員で100%の仕事、場合によっては80%の仕事を行います。これでは、余剰人員を抱えてしまいます。現状の人員の能力を毎年10%上げれば、10%の人員は新しいことができます。このような仕組みにしていかない限り、企業は継続的な成長はできなくなります。

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人を活かすことから始める

12日にソニーさんの新しい戦略が出たのでネットでチェックしてみました。3部門(デジタル・センシング、ゲーム、モバイル)の3部門を選択し集中投資していくという戦略です。「ソニーを変える、ソニーは変わる」ということをアピールしていましたが、残念ながら投資家の反応はいま一つという感じです。2011年度の決算では、ソニーさん、シャープさん、パナソニックさんの赤字が2兆円近くあります。3社の戦略を見ていますと、V字改革を目指し、2011年度の決算にリストラ費用を見込み大きな赤字にして2012年度に好決算にしようとしています。

ところで、残念なことがあります。3社は社員削減のリストラ案が出ています。しかし、残念ながら社員を活かす案はあまり見えません。企業の財産の多くは人材です。リストラ策で工場の売却や事業の売却等を行うと土地、資金、在庫といった資産がどんどん減少します。残るのは人材ですが、これも大きく削減します。企業の一番の財産は人材のはずです。人材の強化なくして企業の再生はありません。人材の再生案がない企業には、どうしても市場は冷たくなります。

中日の前落合監督が監督就任で「現状の戦力の10%伸びれば優勝できる」と考え、実際に優勝しました。全社員のやる気と行動が10%変わるだけで企業は再生してきます。

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